どらごんJ-POP Perfume レビュー

| Perfume  (2005〜)


 広島出身、女性3人組テクノダンスユニット。デビュー直後はアイドル路線だったが、capsuleの中田ヤスタカプロデュースの下、テクノアイドルとしてブレイクする。


▼---シングル---▼

 (2003) スウィートドーナツ
 (2004) モノクロームエフェクト
 (2004) ビタミンドロップ
 (2005) リニアモーターガール
 (2006) コンピューターシティ
 (2006) エレクトロ・ワールド
 (2007) ファン・サーヴィス
     チョコレイト・ディスコ
     Twinkle Snow Powdery Snow
 (2007) ポリリズム
 (2008) Baby cruising Love
 (2008) マカロニ
 (2008) love the world
 (2008) Dream Fighter
 (2009) ワンルーム・ディスコ
 (2010) 不自然なガール
 (2010) ナチュラルに恋して
 (2010) VOICE
 (2010) ねぇ

  。


▼---アルバム---▼

| Complete Best  (2006)


1.パーフェクトスター・
パーフェクトスタイル
2.リニアモーターガール
3.コンピューターシティ
4.エレクトロ・ワールド
5.引力
6.モノクロームエフェクト
7.ビタミンドロップ
8.スウィートドーナツ
9.ファンデーション
10.コンピュータードライビング
11.Perfume
12.wonder2

 デビュー曲「リニアモーターガール」から3rd「エレクトロ・ワールド」に加え、インディーズ時代の3シングルを含む、1stメジャーアルバムにしてベスト盤(タイトル的にはベスト盤ですが、内容的にも知名度的にも、1stアルバムという位置づけで構わないと思います)。新曲は1曲目の「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」のみで、他はカップリング曲という構成ですが、後のブレイクにより3年に及ぶロングヒット作になっています。

   テクノ+アイドルというコンセプトの下、声は舌足らずな女子高生、サウンドは力の入った打ち込みという変わった作風です。一見どうなの?と感じる組み合わせかもしれませんが、かわいいアイドル声と、こちらもどこかかわいらしさを感じるピコピコサウンドの相性は意外に抜群。無機質な音同士の掛け算になっています。音数もとても多く楽しいので、あまり深く考えず素直に電子音のリズムを楽しむと面白いと思います。

 1曲目、唯一の新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」がいきなりベストトラック。ネットでの評判は伊達ではなく、インパクト、メロディー共に完璧です。彼女らの代表曲でもあるのでファン必聴かと。その他の曲も、ピコピコ音という一貫性がありながらもそれぞれ特徴的。中でも3rdシングルである「エレクトロ・ワールド」はその完成度、終盤の「Perfume」はそのテンションで、それぞれ頭一つ抜きん出ていると思います。

評価 6★★★★★★6
スタイル 静■■■■■激


| GAME  (2008)


1.ポリリズム
2.plastic smile
3.GAME
4.Baby crusing Love
5.チョコレイト・ディスコ
6.マカロニ
7.セラミックガール
8.Take me Take me
9.シークレットシークレット
10.Butterfly
11.Twinkle Snow 
Powdery Snow
12.Puppy love

 先行シングル「ポリリズム」のヒットで一躍有名になった時期に出された作品で、1位獲得、50万枚以上を売上げた、彼女ら最大のヒット作です。前作デビュー作はベスト盤だったので実際初のオリジナルアルバムですが、事実上は2ndアルバム的な位置づけになっています。

 テクノジャンルとしてはYMO以来25年ぶりの大ヒットと言われる彼女ら。それだけに、出世曲である「ポリリズム」は多少マニアックな部分を持ち合わせていました。しかしそのヒットがそうさせたのか、本作収録の新曲の多くはそのマニアックさを残しつつ、J-POPへ歩み寄った楽曲が多めになっています。個人的にはこのくらいがちょうどよく、またメロディーの質も確実に前作より高くなっていると思います。

 中でもイチオシはラストの「Puppy love」と、9曲目の「シークレットシークレット」、あと両A面シングル曲でもあった「マカロニ」ですね。テクノっぽいアレンジを残しつつ、とんでもない良リズムメロディーを響かせてくれるこれらの楽曲の完成度は、J-POPとして相当素晴らしいものかと思います。特に、直接的なツンデレソング「Puppy love」は歌詞も必聴です。他、重々しいアレンジになっているタイトル曲「GAME」もいいインパクト…などなど、全体としては名盤の域に達していると思います。

評価 9★★★★★★★★★9
スタイル 静■■■■■激


|   (2009)


1.Take off
2.love the world
3.Dream Fighter
4.edge -mix
5.NIGHT FLIGHT
6.Kiss and Music
7.Zero Gravity
8.I still love U
9.The best Sound
10.Speed of Sound
11.ワンルーム・ディスコ
12.願い

  オリコン1位獲得作「love the world」「ワンルーム・ディスコ」などを収録した3rdアルバム。2009年にして50万枚を売り上げている大ヒット作です。ちなみに「トライアングル」と読みます。

  前作「GAME」で彼女らは完成された感もあり、本作は3枚目にして既に何か貫禄を感じる出来。テクノアイドルという分野に特に変化はないですが、当然のようにメロディーも良ければ、電子音の音の気持ちよさ、人間味のない声と無機質な音の融合もうまくいっています。それでいてシングルが2曲続いた次の4曲目に9分近い挑戦作を投入してきたり、ほとんど歌のない楽曲があったりとイレギュラー感もたっぷり。全体としてはかなり落ち着いた作風となっていて、決してボリュームやインパクトで押してくる作品ではありませんが、非常に優秀な作品であると思います。僕はスピード感重視の2曲目「Dream Fighter」、5曲目の「NIGHT FLIGHT」が特にお気に入り。8曲目「I still love U」も徹底的なメロディー重視で逆に面白いですね。そうかー、PerfumeにメロディーつけたらWinkになるのかぁ。

  聞いていて強く感じるのは、やはり音というもの味ですね。厚みとリズムを兼ね備えた電子音の濃厚さもすごいですが、特筆すべきは声の意図的な加工のうまさ。彼女らの地声がどんくらいのものなのかはわかりませんが(何しろそのまんな曲がないもんで…)、時によってハモらせたり、何重にも重ねたり、エコーかけたり、無機質な音にしてしまったり、声というものを楽器音の味付けにちょこっと使ってるだけで、地の音をすごく大切に響かせてます。そしてそれを徹底的な繰り返しで深く味あわせることで、何とも言えない後味を残してくるのでしょう。この辺一曲一曲すごく時間かけてるなー、って感じが伝わってきます。

  前作より瞬間風速では劣るかもしれませんが、堅実というだけでは表現しきれない良さを持っている作品だと思います。おすすめ。

評価 7★★★★★★★7
スタイル 静■■■■□激


▼---すごい好きな曲---▼

| パーフェクトスター・パーフェクトスタイル (1stアルバム「Complete Best」収録/2007)

  1stアルバム唯一の新曲にして、実質リードトラック。ネット上で先行して大人気となり、彼女らの実質的なブレイク作だったとも言えます。サビの走るメロディーの心地よさが頭から離れない上、メロディー重視作にしてはリズムと音も自重せず、とても厚みのある曲だと思います。アイマスとのMADが頭をよぎる…。



| シークレットシークレット (2ndアルバム「GAME」収録/2008)

  シンシンとした雪降るイントロから一転、突如完璧なメロディーが襲い来る!このサビの旋律は、「もう世の中の曲全部こんなのでいいよ」と思えるくらいの一品です。。。



| Puppy Love (2ndアルバム「GAME」収録/2008)

  歌詞に"ツンデレーション"とか出てきちゃう曲にして、壮絶なリズム感、非常に珍しいアコースティックギター、連弾ピアノまで混じる素晴らしい楽曲。今のところ彼女らの曲の中ではダントツに好きです。ジャンル違いの音が、絶えずずーっと続く感覚、そしてサビの前の溜めがすごく心地いいです。



| Dream Fighter (8thシングル/2008)

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| NIGHT FLIGHT (3rdアルバム「凵v収録/2009)

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