どらごんJ-POP 松浦亜弥 レビュー

| 松浦亜弥  (2001〜)


 モーニング娘。妹分としてデビューした女性ソロアーティスト。あやや。01〜04年頃にかけてトップアイドルとして一世を風靡、「LOVE涙色」や「桃色片想い」「Yeah!めっちゃホリディ」などが有名。顔に見合わず歌が非常にうまい。


▼---シングル---▼

 (2001) ドッキドキ!LOVEメール
 (2001) トロピカ〜ル 恋して〜る
 (2001) LOVE涙色
 (2001) 100回のKISS
 (2002) 桃色片想い
 (2002) Yeah!めっちゃホリディ
 (2002) The美学
 (2002) 草原の人
 (2003) ね〜え?
 (2003) GOOD BYE 夏男
 (2003) THE LAST NIGHT
 (2004) 奇跡の香りダンス。
 (2004) 風信子
 (2004) YOUR SONG〜青春宣誓〜
 (2004) 渡良瀬橋
 (2005) ずっと 好きでいいですか
---ベストアルバム「松浦亜弥ベスト1」---
 (2005) 気がつけば あなた
 (2006) 砂を噛むように…NAMIDA
 (2007) 笑顔
 (2008) きずな
 (2009) チョコレート魂

  。


▼---アルバム---▼

| ファーストKISS  (2002)


1.ドッキドキ!LOVEメール
2.トロピカ〜ル 恋して〜る
3.オシャレ!
4.100回のKISS
5.絶対解ける問題×=
6.笑顔に涙
〜THANK YOU!DEAR MY FRIEND〜
7.LOVE涙色
8.そう言えば
9.S君
10.私のすごい方法
11.初めて唇を重ねた夜

 あややこと、松浦亜弥のデビューアルバム。デビュー曲「ドッキドキ!LOVEメール」から、4thシングル「100回のKISS」までの4ヒットシングルを収録し、正月発売ながら初動20万枚以上を売り上げたヒット作です。

 つんく作のオリジナルアルバムの中では、間違いなくこれが最高傑作でしょう!
 「LOVE涙色」(これ意外と神曲)をはじめとするヒット曲の出来がいいのももちろん、アルバム曲も最後の最後まで隙がなく、素晴らしいメロディーと丁寧なアレンジが行き届いています。全体的に、モーニング娘。のヒット作のような必要以上に騒がしい曲もほとんどなく、静かな感じのミディアムポップが中心。意外なほど「聞ける」曲が多くて驚くと思います。
 それと、これも意外と気付いていない人が多いと思いますが、彼女は元々べらぼうに歌がうまいです。音の取り方はもちろん、アイドル歌手に欠けがちな、感情のある声を出すんですよね。「LOVE涙色」以降の楽曲を聞くと、彼女はれっきとした歌手:松浦亜弥であることを感じ取れると思います。

 出だしに敬遠されそうな2曲(単品ではどちらも良曲)を並べたのはどうかと思いますが、アイドルとしては破格とも言える内容です。大して期待せずに食べたたい焼きが、しっぽまであんこたっぷりだったような感じを味わえると思いますよ。
 全部いいですが、3曲目「オシャレ!」とか、9曲目「S君」、10曲目「私のすごい方法」あたりが特に好き。シングルなら「LOVE涙色」がすごい完成度、それと「トロピカ〜ル 恋して〜る」が個人的には好きです。

評価 9★★★★★★★★★9
スタイル 静■■□□□激


| T・W・O  (2003)


1.Yeah!めっちゃホリディ
2.The美学
3.あなたの彼女
4.桃色片想い
5.ダイアリー
6.SHINE MORE
7.SHAL WE LOVE?
8.From That Sky
〜替え玉は硬メンで〜
9.デート日和
10.草原の人
11.ナビが壊れた王子様
(LOVE CHANCE)
12.元彼

 あややとして定着し、この時代のアイドルとして最も輝いていた頃のアルバム。曲も4th「桃色片想い」や、5th「Yeah!めっちゃホリディ」、またユニット「ごまっとう」として1位を獲得した「SHALL WE LOVE?」といった自身の代表曲を多数収録しています。ちなみに「TWO」は"That Wonderful One"の略とのこと。

 とんでもない出来だった前作に続くかのように、本作もアイドルとしては破格の内容…。前半のシングル曲に最盛期らしい勢いがあったのはもちろんですが、それよりも、そのシングルと変わらぬテンションとクオリティを放っている後半のアルバム曲がすごいですね。ロック、ラテン調から、ミディアム、バラード、それからもちろんアイドルポップスとジャンルが広く、しかも瞬間的には前半のシングルラッシュを十分に超える出来。ベストやシングルだけでは味わえない、アルバムならではの良さを堪能させてくれる丁寧さがとても好印象です。

 ほとんど完璧だった前作と比べると、凹凸をつけた内容のため少々粗が目立つ部分もあり、また、アルバムとして十分な内容にも関わらず、大騒ぎ系のシングル曲を1,2,4曲目にぶち込んで無駄に勢いをつけすぎな曲順など、悪い部分も並にはあるのですが、全体のクオリティーで十分にカバーできているかと思います。やっぱり歌もうまいしね。
 「ダイアリー」「From That Sky」「ナビが壊れた王子様」が特に好き。シングルなら「The 美学」が完成されていて好きです。逆に「SHALL WE LOVE?」は正直邪魔かと。

評価 8★★★★★★★★8
スタイル 静■■■□□激


| ×3  (2004)


1.GOOD BYE 夏男
2.GET UP!ラッパー
3.可能性の道
4.ね〜え?
5.オリジナル人生
6.恋してごめんね
7.THE LAST NIGHT
8.私と私と私
9.Yeah!めっちゃホリディ
HIGH TUNED mix
10.涙のわけ
11.LOVE TRAIN

 ヒット曲「ね〜え?」から「THE LAST NIGHT」まで3曲のシングルの他、ハロプロシャッフルユニットとして参加した「GET UP!ラッパー」のソロバージョンなどを収録した3rdアルバム。ちなみに×3(トリプル)と読みます。元旦発売で年末作に押され、初登場10位という苦しい順位だったかと思います。

 前半に勢いのあるシングル曲を置き、後半にアルバム曲で聞かせるというスタイルは変わっておらず、両者とも今まで通り丁寧に作られているのが好印象です。全体的なテンションは1stと2ndの中間くらいですかね。ただ、シングル曲、収録総曲数、決定打ともにトーンダウンしているのが前2作と比べるとやたら目立ち、「ココ!」と言える部分が足りていないのがとても見えやすい作品になってしまっているのが残念と言えば残念なところ(まあ1st,2ndと良すぎたせいもありますが…)。1年スパンのリリースに追われ、アップアップだったんだろうなぁ…。

 しかしながら、4曲目のヒットシングル「ね〜え?」と、ラスト11曲目「LOVE TRAIN」はしっかり練られた名曲だと思います。「ね〜え?」の小刻みなリズムと完璧で美しいメロディーは、特徴的な歌詞に全く後れを取らない、騒ぎ系あややの決定版。「LOVE TRAIN」の丁寧な編曲と大人びて落ち着いた雰囲気は、聞かせる系あややの決定版かと。

評価 5★★★★★5
スタイル 静■■■□□激


▼---すごい好きな曲---▼

| オシャレ! (1stアルバム「ファーストKISS」収録/2002)

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| 私のすごい方法 (1stアルバム「ファーストKISS」収録/2002)

  。


| 遠距離の恋愛 (5thシングル「桃色片思い」c/w曲/2002)

  。


| The美学 (7thシングル/2002)

  。


| From That Sky〜替え玉は硬メンで〜 (2ndアルバム「T・W・O」収録/2003)

  。


| ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE) (2ndアルバム「T・W・O」収録/2003)

  。


| ね〜え? (9thシングル/2003)

  。


| Yeah!めっちゃホリディ(HIGH TUNED mix) (3rdアルバム「×3」収録/2004)

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