どらごんJ-POP　SEAMO　レビュー

| SEAMO　 (2005〜)






　名古屋出身のラップシンガーソングライター。2005年以前はシーモネーターとして活動していた。06年に感動系ラップの先陣を切ったとも言える「マタアイマショウ」が大ヒット、続くアルバムも1位を獲得している。












▼---シングル---▼












△ (2005) 関白
○ (2005) DRIVE
○ (2005) a love story
★ (2006) マタアイマショウ
★ (2006) ルパン・ザ・ファイヤー
× (2007) Cry Baby
△ (2007) Fly Away
× (2007) 軌跡
× (2008) MOTHER
− (2008) Honey Honey
○ (2008) Continue
− (2009) My ANSWER
− (2009) 不景気なんてぶっとばせ!!
− (2010) 終わりと始まり
− (2010) Lost Boy
− (2010) 海へいこう






　　2006年の「マタアイマショウ」が大ヒット曲として知られている他、続く「ルパン・ザ・ファイヤー」も露出が多く、曲的にも特徴的でした。しかしその後は苦戦。変態ラッパー→純愛シンガー→パロディー…と、いずれのキャラも濃厚で、結局定まらなかったというイメージがあります。


　　全盛期、2006年のヒット曲2曲が格別によかったですね。2007年に入っていきなり特徴がなくなってしまい、残念でした。









▼---アルバム---▼











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Get Back On Stage　
(2005)










△１．Intro
〜Here Comes the SEAMO〜
○２．a love story
○３．DRIVE
△４．Time Attack
★５．Morning
△６．Jumpin'
×７．Mic Checker
○８．I Wanna Be...
×９．One Memory
△10．BET OR ALIVE
△11．Tears
△12．関白
×13．Friends
×14．Outro〜A Music Box〜





　　とにかく聞きやすいの一言。最初から最後までメロディー重視で、かつ積極的に前へ前へ出てくる曲、面白い歌詞のトラックも多くて楽しいです。前半に明るめの曲、後半に行けば行くほど落ち着いた曲が多くなってくる親切設計も聞きやすさを助長しています。ただ、キャラに反して曲質的に少々地味…というか綺麗な楽曲しかなく、飽きは早かったです。「Morning」のような、怒髪天で型破りな曲がもう少し聞きたいところでした。



評価　５★★★★★５

ｽﾀｲﾙ　静■■■□□激












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Live goes on　
(2006)










×１．What's Your Name？
★２．ルパン・ザ・ファイヤー
△３．海の家
×４．Mr.Girl Hunter
△５．ANTI HERO
×６．心の声
△７．アナウンス
○８．Rhyme jet Coaster
○９．怒りの鉄鎚
×10．Champion Road
×11．Twilight Gemini
×12．Golden Time
★13．マタアイマショウ
△14．オヤスMidnight
○15．ルパン・ザ・ファイヤー
（Big Band Version）
★16．マタアイマショウ
（Orchestral Version）





　　全盛期の2シングルを収録し、なんと1位を獲得した2ndアルバム。バラードラップの名曲「マタアイマショウ」を収録し、またほとんどの曲がコラボ曲になっているなど、恐らく緩急をつけつつ大騒ぎになるだろう…と思いきや、意外に地味な曲が多い印象です。よく言えば安定していて聞きやすい曲が多いと言えますが、どうもシングル曲以外はメリハリに欠ける部分がありますね…（特に前半はキツイ）。とはい言えど、、シングルの完成度は言うまでもなく、アルバム曲では、プロレスラー・長州力の入場テーマをサンプリングし、さらにゲストに芸人・長州小力を迎えている「怒りの鉄鎚」、だんだんスピードが上がる面白いラップ「Rhyme Jet Coaster」が特徴的でいいと思います。



評価　５★★★★★５

ｽﾀｲﾙ　静■■□□□激









▼---すごい好きな曲---▼









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Morning　（1stアルバム「Get Back On Stage」収録／2005）









　　。










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マタアイマショウ　（4thシングル／2006）









　　究極の感動系別れのラブソングで、もはやどっからどう聞いてもいい曲としか言いようがないですね。イントロから物悲しげなアコギが響き、サビでは切ないクラシックサウンドが涙を誘います。特別な情景や感情を思い浮かべる曲っぽいですが、どっちかと言えば日常のひとこまを最大化したような、現実感の強い曲ではないでしょうか。オリコン最高位は14位ながら、音楽DLはトリプルミリオンに達しており、CDから音楽ダウンロードへヒットの基準の変化を感じた代表曲でもあります。(2007/03)










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ルパン・ザ・ファイヤー　（5thシングル／2006）









　　前作「マタアイマショウ」がロングヒットを記録する中、「ルパン3世のテーマ」を大胆ラップ、サンプリング化した曲にして、SEAMOの代表曲の一つ。基本メロディーは「ルパン三世」で、それにラップとオリジナルのサビを追加した興味深い楽曲です。誰もが知るメロディーは馴染みみやすく、またポップで聞きやすい曲と甲高い彼の声の相性もバツグン。間奏に組み込まれた銃声や銭形警部の声、♪ルパ〜ン ルパ〜ンという掛声もナイスで、気軽に音楽を楽しみたい人にはこれ以上ない曲になってます。

















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