1.明日への扉
2.サマーブリーズにのって
3.さよならの雨
4.風になれっ!
5.ふたつ星
6.UTS -この世界の下で
7.December
8.FlowerK
9.クラスメイト以上…。
10.☆キラキラ☆
11.光が指す未来へ
12.I
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突如デビュー曲「明日への扉」が人気テレビ番組の曲に抜擢され、90万枚以上のヒット。ボーカルのaiが、実は高校生シンガーソングライターの川嶋あい(当時まだ17歳)、という妙な(事務所臭い)経歴を持つI WiSHの1stアルバム。
大ヒット曲「明日への扉」、2ndシングル「ふたつ星」などは川嶋あいソロのようなイメージの楽曲だが、本作はどちらかと言えばポップな曲が多い標準的な新人のデビュー作といった作風。メロディーの出来はそこそこでアレンジは少々雑な印象、オリジナリティもほとんどなく、残念ながら劣化J-POPという言葉がよく似合う。
加えて、川嶋あいのボーカルが音程や拍をはずすことが多く、端的に言えば下手、調整不足。「天使の歌声」として売り出された声質も、「それ喉から声出してるだけだろ」と思う(別に嫌いではないけども)。
「普通なのにちょっと粗が目立つマイナス作品」と言えばその通りだが、前述のようにメロディーは別段悪くなく、またシングル2曲の出来が非常に良いので、簡単には捨てがたい作品でもある。どちらかと言えば、じっくり聞いた方が内容を肯定的に捉えられる気がするかも。
評価 4★★★★4
スタイル 静■■□□□激
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