どらごんJ-POP 自分音楽チャートとレビュー

| I WiSH  (2003〜2005)


 男女2人組ユニット。ボーカルはシンガーソングライターの川嶋あい。デビュー曲「明日への扉」が90万枚を超えるヒットとなったが、結局ほぼ一発屋。05年に解散している。

#タイトル
●1st2003伝えたい言葉〜涙のおちる場所〜
●2nd2005WISH
○ベスト2006BEST WiSHES

太字=シングル曲 赤字=個人的お気に入り  ※ベスト盤は適宜
| 伝えたい言葉〜涙のおちる場所  (2003)

1.明日への扉
2.サマーブリーズにのって
3.さよならの雨
4.風になれっ!
5.ふたつ星
6.UTS -この世界の下で
7.December
8.FlowerK
9.クラスメイト以上…。
10.☆キラキラ☆
11.光が指す未来へ
12.I

  突如デビュー曲「明日への扉」が人気テレビ番組の曲に抜擢され、90万枚以上のヒット。ボーカルのaiが、実は高校生シンガーソングライターの川嶋あい(当時まだ17歳)、という妙な(事務所臭い)経歴を持つI WiSHの1stアルバム。

  大ヒット曲「明日への扉」、2ndシングル「ふたつ星」などは川嶋あいソロのようなイメージの楽曲だが、本作はどちらかと言えばポップな曲が多い標準的な新人のデビュー作といった作風。メロディーの出来はそこそこでアレンジは少々雑な印象、オリジナリティもほとんどなく、残念ながら劣化J-POPという言葉がよく似合う。
  加えて、川嶋あいのボーカルが音程や拍をはずすことが多く、端的に言えば下手、調整不足。「天使の歌声」として売り出された声質も、「それ喉から声出してるだけだろ」と思う(別に嫌いではないけども)。

  「普通なのにちょっと粗が目立つマイナス作品」と言えばその通りだが、前述のようにメロディーは別段悪くなく、またシングル2曲の出来が非常に良いので、簡単には捨てがたい作品でもある。どちらかと言えば、じっくり聞いた方が内容を肯定的に捉えられる気がするかも。

評価 4★★★★4
スタイル 静■■□□□激


| WISH  (2005)

1.キミと僕
2.いい日旅立ち
3.Best Friend
4.夏の幻
5.幸せのうた
6.約束の日
7.15の夏
8.SHA-LA-LA
9.I wish
10.Precious days

  「明日への扉」が有名な、川嶋あいボーカルのユニットI WiSH、その2枚目にしてラストアルバム。デビュー曲の大ヒット以降は売上があまり伸びず、元々期間限定ということもあり、あまり好ましくない形で解散してしまった印象がある。

  いろいろ事情があったのか、2年ぶりのアルバムなのに収録はギリギリ10曲、内1曲は見ての通り山口百恵のカバー(しかも2曲目に収録。どういうことなの…)という、結構投げやりな内訳。内容も、劣化J-POPという感じだった1stアルバムの、その劣化部分がもっと目立ったような出来かと。声の悪さも相変わらず。

  ただ、「約束の日」「キミと僕」の2シングルと、タイトル曲「I wish」がすごくいい…。メロディーもアレンジもとても力入っていて、本当、なぜこれが売れなかった!と悔やまれる名曲だと思う。

  それともう一つ勿体ないのが、I WiSHとしての方向性が今作で確立されてること。確かに今は劣化J-POPかもしれないが、この方向で先を目指すんだ、という確かな目標が本作からは十分伝わってくる。このまま行けば4枚目辺りでとてもいい音楽を聞かせてくれたんではないかと思えたので、ここで事情により解散というのは非常に残念である。

評価 3★★★3
スタイル 静■□□□□激




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