どらごんJ-POP 大塚愛 レビュー

| 大塚愛  (2003〜)


 大阪出身のシンガーソングライター。04年「さくらんぼ」の大ヒットをはじめ、「SMILY」「プラネタリウム」などヒット曲多数。見てくれや声はアイドルっぽいが、作詞作曲編曲を自ら行う音楽人。10年にRIP SLYMEのSUと結婚。

#タイトル
●1st2004LOVE PUNCH
●2nd2004LOVE JAM
●3rd2005LOVE COOK
○ベスト2007愛 am BEST
●4th2007LOVE PiECE
●5th2008LOVE LETTER
○ベスト2009LOVE is BEST
○ベスト2011SINGLE COLLECTION

太字=シングル曲 赤字=個人的お気に入り  ※ベスト盤は適宜
| LOVE COOK  (2006)

1.5:09a.m.
2.羽ありたまご
3.ビー玉
4.SMILY
5.U−ボート
6.ネコに風船
7.Cherish
8.ラーメン3分クッキング
9.東京ミッドナイト
10.プラネタリウム
11.Birthday Song
12.LOVE MUSiC

  シングル「SMILY/ビー玉」「プラネタリウム」が大ヒットを記録し、「さくらんぼ」で掴んだファン層を確実に確保した中でリリースされた3rdアルバムで、現在のところ彼女最大のヒット作。NANAへ提供された「Cherish」はじめ、タイアップ曲も豊富な総力作になっている。

  絶頂期の作品ということもあり、ファンの期待に確実にこたえている感じ。周囲が彼女に抱いているイメージをそのままアルバムにした…つまるところ基本的に元気な曲メインで、大事なところは静かなバラードを歌いますよー的な。で、それが非常にうまくいっている。曲単位ではそこまでハイレベルとは言えないないものの、緩急をつけ要所を抑える秀逸な曲順と、彼女自身の持つ勢い、タイアップ抗戦による注目曲の多さ、そしてアレンジのうまさで、全部ではないがその欠点を全力で隠している。結果、最後までダレを許さず充実して聞けてしまい、聞き終わった後はいいアルバムだったなー、の余韻。お上手。
  曲単位ではキツいと言ったものの、2曲目の「羽ありたまご」は例外の名曲。ライブで聞いたら泣いてしまうかも、ぐらい。

  ただ…ここまで自分を抑えていることがまざまざとわかるアルバムも珍しいなぁ、と。何と言うか…彼女自身が出すオーラは音楽人そのものなのに、音からは表面的な彼女しか聞こえてこないのが、曲からわかってしまう…。前作までよりもそれが如実で、思わず彼女が本当にやりたい音楽って一体どんなんなのか考えてしまう。できれば(売上的に)元気な内に聞いてみたいけども。

評価 7★★★★★★★7
スタイル 静■■□□□激




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