１．YELL〜エール〜
２．朝顔
３．コンパス
４．そばにおいで
５．Ring
６．memory
７．2人
８．miss you
９．轍 -わだち-
10．ANSWER

　　男性ネオフォークボーカルデュオ、コブクロの1stアルバム。ヒット曲となったデビュー曲「YELL〜エール〜」、後にシングルカットされる「miss you」など、3曲のシングルを収録しています。「2人」と「轍」はインディーズデビューアルバム「Root of my mind」からの再収録です。

　　全10曲中、9曲をインディーズ時代の曲が占めているところを見ると、メジャーデビュー作としながらも、スタンス的にはインディーズ時代の2枚のミニアルバムの続きという感じでしょうか。（音的には編曲が非常にしっかりしており、インディーズ臭さは感じません）
　　ゆずが近代風フォークを定着させた直後、同系統のスタイルでヒットしたので、何かと比べられるところがあると思いますが、本作を聞く限りフォークっぽさよりも、全体的にJ-POPっぽさの方が強い感じです。全体の半分はロック調のアレンジですし、「miss you」はどっちかと言うとピアノソングです。

　　彼らの代表曲でもある「YELL〜エール〜」が有名ですが、個人的には「2人」や「轍」の方がわかりやすくて好き。「コンパス」「Ring」の2曲も、スタンダードなJ-POPって感じでいいですね。
　　曲数は少なめですが、凡作以上の内容かと思います。(2010/01）

評価　５★★★★★５
ｽﾀｲﾙ　静■■□□□激

１．新しい場所
２．彼女
３．overflow
４．願いの詩
５．GRAPEFRUITS DAYS
６．小渕君の犬のうた
７．YOU
８．アンブレラ
９．太陽
10．光
11．翼よあれが巴里の灯だ
12．風

　　「YOU」「風」「願いの詩」「太陽」の4シングルを収録した、コブクロの2ndメジャーアルバム。先行シングルの売上は芳しくなかったものの、本作は最高4位というヒットを記録し、アルバムアーティストとしてファンを増やしました。

　　「願いの詩」「太陽」の2曲が非常に優秀ですが、本当にそれだけ、といった印象しか残りません。敢えて挙げるなら1曲目の「新しい場所」とラストの「風」が聞きやすく、11曲目の「翼よ〜」が9分近い大作で少し驚きましたが、これならインディーズ時代の延長とも言えた前作の方が全然よかったですね…。

　　あとはまあ…ミスチル（もしくはその影響元）が好きなんだろうなぁ、と思いました。非常によく似てると思います。

評価　２★★２
ｽﾀｲﾙ　静■■□□□激

１．blue blue
２．手紙
３．真実の口
４．雪の降らない街
５．まーだだよ
６．INVISIBLE MAN
７．愛する人よ
８．背番号1
９．昨日の日のワルツ
10．宝島
11．Holy Snowly Night
12．STRAIGHT

　　「雪の降らない街」「宝島」「blue blue」を収録した、コブクロの3rdアルバム。ギリギリTOP10入りを果たしていますが、セールス的にはあまり奮っていない作品です。

　　まず、堅実な良曲だった3先行シングルの出来が良いです。特に「雪の降らない街」は、地盤がしっかり固まっているコブクロ屈指の名曲だと思います。
　　一方、前作は散々だったアルバム曲ですが…本作も良質かと聞かれれば「NO」です。残そうと思える曲は、CMソング「愛する人よ」と、2曲目の「手紙」くらいですかね。ただ本作、びっくりするほどバラエティが豊か。ロックはもちろん、弾き語りやスタジオライブ、クリスマスバラードにワルツと、しぶとく最後まで飽きさせません。タイトルは"STRAIGHT"なのに、変化球多いです（笑）

　　無理して聞くほどの作品ではないですが、コブクロ好きの人にとってはかなり楽しめる面白い作品ではないでしょうか。相変わらずミスチルにもよく似てるので、そっち方面が好きな人にもいいかもしれません。

評価　４★★★★４
ｽﾀｲﾙ　静■■□□□激