どらごんJ-POP 倉木麻衣 レビュー

| 倉木麻衣  (1999〜)


 ビーイング系女性ソロ歌手。99年に16歳でデビューし、デビュー曲「Love, Day After Tomorrow」が140万、アルバム「Delicious Way」が400万出荷と、20世紀最後の歌姫と呼ばれた。09年にベスト盤がヒットするなど、今でもそこそこの人気を誇る。

#タイトル
●1st2000delicious way
●2nd2001Perfect Crime
●3rd2002FAIRY TALE
●4th2003If I Believe
○ベスト2004Wish You The Best
●5th2005FUSE OF LOVE
●6th2006DIAMOND WAVE
●7th2008ONE LIFE
●8th2009touch Me!
○ベスト2009ALL MY BEST
●9th2010FUTURE KISS

太字=シングル曲 赤字=個人的お気に入り  ※ベスト盤は適宜
| FUSE OF LOVE  (2005)


1.Honey, feeling for me
2.P.S MY SUNSHINE
3.You look at me〜one
4.駆け抜ける稲妻
5.Don't leave me alone
6.Love, neeading
7.ダンシング
8.Tell me what
9.LOVE SICK
10.明日へ架ける橋
11.I sing a song for you
12.chance for you

  ミリオンヒットとなったベスト盤後初のオリジナルアルバムであると同時に、彼女自身も大学卒業後初となる一作。充電前のヒット曲「明日へ架ける橋」から「P.S MY SUNSHINE」まで4曲のシングルを収録している。

  これまでの作品と比べるとかなり見劣りする。一見、無難と言えば無難な曲が多くキレイな1枚と感じるが、ちょっと注意して聞くと、特に面白くもなく退屈な曲が多すぎだと思う。単体でスパッと聞くなら「ダンシング」とかそんなに嫌いじゃないんだけども、中盤やラスト付近は勘弁して欲しいと思うくらいキツイ。

  それに反して…と言うか、全体があまり良くないからこそ輝いて見えるのが、前半3曲とシングル曲「明日へ架ける橋」。特に「明日へ架ける橋」ってこんなにいい曲だったのか、狙って周囲の曲を悪くしただろ、ってくらいよく聞こえる(笑)。あと1曲目「Honey, feeling for me」、整った曲調の中に少しの不安を感じさせる儚さと、彼女の声がマッチしていて好き。3曲目「You look at me〜one」、アレンジは詰めが甘いが、このメロディーは完全にツボ。

評価 4★★★★4
スタイル 静■■□□□激


| DIAMOND WAVE (2006)


1.Diamond Wave
2.Ready for love
3.ベスト オブ ヒーロー
4.Juliet
5.Growing of my heart
6.会いたくて…
7.ホログラム
8.State of mind
9.今 君とここに
10.Cherish the day
11.Voice of Safest Place

  ベスト盤後2枚目、シングルとしては22nd「Growing of my heart」からの3曲を収録した6枚目のアルバム。タイトル通り夏真っ盛りにリリースされた作品。

  前作で十分兆候が見えていたが、ちょっとこれは…1枚目と同じ人だとは思えない。
  曲もパワーダウンが激しいが、それよりもまずいちゃもんをつけたいのはアルバムの構成。夏のアルバムのはずなのに、3曲目以降はほとんど重い曲ばっかりで、かと思えば中盤でしんみりしてる中いきなり底抜けに明るい曲を入れたり、ラストをアカペラにして冬の雰囲気で終わってみたり。タイトルシングルまで用意した「夏」を感じられないばかりか、緩急のつけ方がいくらなんでも悪すぎかと…。ジャケットがセピアなのは、この重苦しさを暗に示しているのか?(笑)
  確かに先行シングルが火力不足なのはわかっていたが、こんな構成ではアルバム曲もフォローのしようがないと思う。せいぜい11曲しかない上、「今 君とここに」とか「ホログラム」とか、曲単体ではメロディーが丁寧でそこまで悪くはないのに、最後まで聞く気が起きない。で、がんばって最後まで聞いたら聞いたで、ラストはカップリング曲のアカペラバージョンという仕打ち。一体何の試練なのか…。

  基本的なところは悪くないのに、とにかくいい印象がない。次こそは頼む…。

評価 3★★★3
スタイル 静■■□□□激




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